ジムに興味があっても一体どこのジムがいいのかと悩まれたことはないでしょか?
近年、都市部のみならず地方でもジムの数は増えていますが、結局のところ自分に合っているジムはどこなのかと迷われるとこはあると思います。
今回はジムを選ぶ際のコツについて10年以上ジムへ通っている筆者Masayaが、これからジムへ通おうと悩んでいる方のお助けをいたします。
- 施設内の設備や環境
- 施設の利用料金
- マシン器具の種類や台数の豊富さ
- トレーナーやプログラムの充実度
- 総合的なスタッフの対応
- 各種のメリット・デメリット
これらのポイントを抑えながら解説しているので、ジムを選ぶ際の参考にしてみてください。
ジムへ行く目的を頭の中で整理して、自分に合ったジムを見つけましょう!
はじめに
ジムの種類は主に4つに分類される
ジムを選ぶ際のポイントの前提として、そもそもジムにはどのような種類や特徴があるのか把握しておくことが重要です。
ジムは運営元の違いによりサービスの提供形態が異なり、大きく以下の4つに分類されます。
- 自治体が運営する公営のジム
- 会員制のフィットネスジム
- パーソナルトレーニングジム
- 24時間営業の無人型のジム
それではこれらの違いやメリットとデメリットを解説していきます。
自治体が運営する公営のジム
公営のジムとは都道府県や市区町村といった自治体が運営をしている公共施設のジムになります。
〇〇県立総合体育館や〇〇私立スポーツセンターなど自治体の名称が付けられた施設が多く、同地区の地元住民であれば格安で利用することができます。
会員制のスポーツジムやフィットネスジムではないため、入会金や月額費は不要で、1回の利用ごとに料金を支払うシステムが採用されています。
公営ジムのメリット・デメリット
格安な利用料金
1回数百円から利用できるところが多ため家計に優しい。
都度払いのシステム
入会金や会費が必要ないため、行きたいと思った時だけ行くことができる。
駐車場がある
全てとは限りませんが、公営のジムには基本的に駐車場が隣接されているところが多いため、車で通いたい人には便利です。
施設の規模や設備に地域差がある
施設内の清潔さや設備の充実度は地域によって異なるため、会員制のジムに比べ劣る場合があります。
トレーナーやインストラクターがいない
常駐している専門のスタッフがいない施設も多いため、トレーニングメニューの管理は個人で行う必要がある。
定休日や開放時間が短い日がある
週一の定休日や、17時または19時以降の夜間帯で利用ができない施設があります。
ちなみに筆者は筋トレを始めた最初の2年は1回180円で利用できる公営のジムに通っていました!
理由は単純に家から1番近かったからです!
会員制のフィットネスクラブ(=スポーツクラブ)
会員制のフィットネスクラブではトレーニングジムだけでなく、プールやスタジオレッスンなど様々な目的で利用することができる会員制の事業所になります。
フィットネスクラブのジムでは、公営のジムとは異なり地域差に関係なく設備が新しく備えられていたり、トレーニングを指導することができるスタッフが配置されています。
フィットネスクラブのメリット・デメリット
プールやスタジオレッスンを受けられる
フィットネスクラブでは前述の通りトレーニングジム以外にプールやスタジオが備えられているため、トレーニングジム以外でも運動がしたいという方にはおすすめです。
とくに、スイミングレッスンやエアロビクス、ヨガ、ズンバなどに興味がある方は見学や体験に1度行ってみられるのいいかもしれません。
トレーナー・インストラクターが常駐している
トレーニング器具の使用方法がわからない時や、トレーニングメニューを考えるのが苦手な方をサポートしてくれるスタッフが常駐しているため、初心者でも安心してトレーニングができます。
また、トレーニングフォームの確認や補助もお願いできるため、様々な種目にチャレンジすることができます。
地域が限られている
トレーニングジム以外にプールやスタジオを備えた施設は多くないため、地域によっては自宅からの距離が遠く、毎週フィットネスクラブへ通うには大変だという方が多いかもしれません。
利用料金が公営のジムに比べ割高
利用料金として入会金が必要な場合や月額の会費制システムを取り入れているところが多いため、公営のジムに比べるとややハードルが高くなるかもしれません。
価格帯としては利用頻度によっても異なりますが、約5000円~約17000円が月額費用の相場になるでしょう。
専属のトレーナーがつくわけではない
トレーニングをサポートしてくれるスタッフが常駐していると前述しましたが、ジム内には多くの利用者がいるため、タイミングが合わない時は満足にサポートを受けられない可能性があります。
ジムへほどんど行ったことがない人は公営のジムへ行くよりも、設備や環境が整ったフィットネスクラブやパーソナルジムがおすすめです!
困った時にトレーナーやインストラクターに助けてもらえるのは心強いです!
パーソナルトレーニングジム
パーソナルジムはトレーナーがマンツーマンでつき、トレーニングの指導から食事指導まで幅広く対応してくれるところが特徴になります。
パーソナルジムの多くは専用の個室で行われているため、他人の目が気なることがないため集中してトレーニングに取り組むことができます。
トレーニングメニューは目的や目標に合わせてトレーナーが決めてくれるため、ジムに慣れていない初心者の方でも安心して通うことができます。
- 24/7ワークアウト
- RIZAP
- BEYOND
パーソナルジムは大手のみならず、全国各地に各々あるのも特徴になります。
パーソナルジムのメリット・デメリット
1対1のマンツーマントレーニングができる
トレーナーからのマンツーマン指導が受けられるため、トレーニングメニューの作成やトレーニングのサポートを徹底して受けることができるため、初心者の方でも効率よくトレーニングを行えます。
予約制のため決まった時間で集中してトレーニングができる
パーソナルトレーニングは基本的に予約制で行われおり、限られた時間で集中したトレーニングを行うことができます。
トレーニング以外のサポートの充実
パーソナルジムでは食事指導やペアストレッチなどトレーニングの指導以外にも力を入れているところが多いことや、ジム外でのオンラインサポートが充実しているところも特徴として挙げられます。
目的や目標に合わせてトレーニング以外のサポートが充実しているため、トレーニング初心者の方が途中で諦めてしまわないように徹底的にお助けしてくれます。
利用料金が他のジムに比べ高い
パーソナルジムは他のジムと比べ顧客一人一人に対するサービスが手厚くなるため、どうしても料金は高い傾向にあります。
相場としては1時間5000円~20000円と幅はありますが、初回は無料のカウンセリングや体験を実施しているジムもあります。
トレーナーとの相性が合わないがある
パーソナルトレーナーといえど1人の人間なので、コミュニケーションがうまく取りづらいと感じるトレーナーと出会う可能性もあります。
最近はパーソナルジムの数もかなり増えているため、色々なジムを比べてみるのもいいかもしれません。
ジム外でのサポートもしてくれるため、トレーニングを途中で諦めてしまうなんて可能性がとても低いのも特徴です!
時間を決めて効率よくトレーニングしたい方へおすすめです!
24時間営業のジム
公営のジムやフィットネスクラブでは開館時間と閉館時間があるわけですが、24時間営業のジムにはそれらはなく、会員は24時間いつでもジムを利用することができます。
- エニタイム
- JOYFIT24
- セントラルスポーツジム24
- FASTGYM
- FiT24
- FIT-EASY
- FIT365
- フィットネスジムEvery
- POWER HOUSE GYM
- マッスルジム
24時間営業のジムのメリット・デメリット
24時間いつでも通うことができる
仕事の都合などでジムへ行く時間が遅くなってしまう人や、活動時間が変則的な人にとってはとても便利なシステムでしょう
全国展開しているジムもある
例に挙げたエニタイムは日本全国に1000店舗以上あり世界28カ国に展開しています。
この他にも全国各地に展開しているジムは多いため、止むを得ずいつも通っているジムへ行けなくなった時でも他の店舗を探すことができます。
セキュリティが整っているため女性でも安心
24時間といっても夜中に1人でジムへ行くのは怖いと思われる方もいるかもしれません。とくに女性であれば男性と比べそう思われる方は多いのではないでしょうか。
ですが、多くのジムでは防犯カメラが何台も設置されていて、セキュリティ会社へ即連絡が入る防犯ブザーを携帯できるところもあるため、安心して24時間利用することができます。
トレーニングメニューは自分で考えなければいけない
フィットネスクラブやパーソナルジムとは違いメニューの作成や指導をしてくれる人がそばにいるわけではないため、自分一人で熟していかなければなりません。
ジムや時間帯によってはスタッフがサポートしてくれるところもありますが、基本的には1人で頑張る必要があるといえます。
利用料金が公営のジムに比べ割高
24時間営業のジムは基本的に会員制なジムなため、フィットネスクラブと同じく利用料金として入会金が必要な場合や月額の会費が必要となります。
価格帯はフィットネスクラブよりは少し低価格になります。プランにもよりますが約5000円~約12000円が月額費用の相場になるでしょう。
自分のペースで好きな時に好きなだけ運動がしたいという方へおすすめなのが24時間営業ジム!
ちなみに、2022年8月現在の筆者はエニタイムに通っています!
初めてジムへ行く時に揃えたいもの5選
ジムへ行くときは、筋トレに適した服装やシューズ、トレーニング内容に合わせて保護具を揃えられると良いでしょう。
ジムによってはレンタルなど、貸し出しのある場合もありますが、自前の道具はジムを問わず活躍するものなため揃えておいて損はありません。
まだジムへ一度も行ったことがないという人を前提とした、基本的に揃えておきたいおすすめな道具は以下の5つになります。
- トレーニングウェア上下
- トレーニングシューズ
- トレーニングベルト
- リストラップ
- パワーグリップ
③〜⑤の道具はあまり馴染みないかもしれませんが、ジムへ通いはじめの頃は安価なものでも十分に役立ちます!
トレーニングウェア
トレーニングウエアに関しては、学生時代の体育服のような動きやすい服装であればどんなものでも問題ありません。
最近ではかなりウェアもお洒落でかっこいいもの、かわいいものも多いため好みのウェアを揃えてジム行くのもモチベション向上に繋がりいいでしょう。
トレーニングシューズ
トレーニングシューズに関しても、動きやすいシューズであればまず問題はありません。
誤って運動中に脱げてしまわないように、紐やマジックテープ、チャックなどで固定されるものが良いでしょう。
高重量を扱ってトレーニングしていきたいと考えられてる方は、ソールが少し硬めになっているシューズを選ばれると足の裏が浮き沈みせずフォームが安定しやすいためおすすめです。
トレーニングベルト
トレーニングベルトは、ケガの予防やトレーニング重量の向上を目的として使われています。
とくにフリーウエイトというバーベルやダンベルなどの種目を行う際に使用されることが多いため、マシントレーニングを主に行われいる方は無理に揃える必要はないかもしれません。
ですが、マシンのトレーニングでもベルトを使用する場面は多少あるため、これから筋トレを継続した際にあると便利な道具なのは間違いないでしょう。
リストラップ
リストラップはトレーニング中の手首を保護するために使用されています。
初心者から上級者まで、トレーニング時に高重量を扱う場合に手首へのダメージを軽減してしてくれます。
手首が固定されることでケガの予防や、高重量へ挑戦しやすくなるというメリットがあるためおすすめです
パワーグリップ
パワーグリップは主に握力をサポートしてくれる道具になります。
パワーグリップを使うことで、ダンベルやバーベルなどのフリーウエイトトレーニングだけでなく、マシンなどの器具を使用したトレーニングの際、余計な握力を使わずに対象としている筋肉をフルに活用することができるためおすすめです。
高重量のトレーニング時、握力に気を取られトレーニングに集中できないということは実際よくあるため、握力にあまり自信のないという人は重宝されること間違い無いでしょう。
初めてジムへ行く時に気をつけるべき6つのマナー
ジムにはそれぞれ独自のルールやマナーがあり、ジムを利用する全員が快適に過ごせるように守らなければいけません。
パーソナルジムなど一部のジムを除き多くの場合、他の利用者と同じ空間で道具を共有しているため、気持ちよくジムを利用するためにいくつか注意が必要です。
基本的なマナーとして気をつけておくべきことは以下の6つになります。
- 挨拶
- 譲り合う
- 整頓
- 汗を拭く
- 声量・音
- スマホの使用
挨拶
ジム内はフロントスタッフ、トレーナー、他の利用者が多くいます。
定期的にジムへ通うことになれば顔見知りの人も増えることでしょう。
仮に相手から挨拶をされた場合はもちろん、トレーニング器具の譲り合いなどがあった際に挨拶をすることでお互いに気持ちよくジムを利用することができます。
譲り合う
ジム内の器具やマシンには数に限りがあるため、占領してしまわないように注意が必要です。
ジムによっては1度に同じ器具を使用しても良い時間が掲示してある場合もありますが、周囲の混在つ状況や順番待ちをしているひとがいないか確認するのもいいでしょう。
仮に自分の近くで順番を待っていそうな人がいた場合、ひと声かけてあげることもマナーの向上につながるでしょう。
マシンの種類は豊富なジムであっても同じマシンが複数台置いてあるというケースは稀なので、気持ちよくジムを利用するためにも譲り合いは大切です!
整頓
ダンベルや、トレーニングに使用していた他の道具は元の位置に戻すということが大切です。
ダンベルやプレートなどは重量ごとに定位置が決められているジムが多いため、置き場所を無視すると他の利用者に迷惑がかかってしまうため注意が必要です。
筋トレに使用する道具を持参した場合には、他の利用者の迷惑にならないように気をつけましょう。
汗を拭く
マシンや器具、マットの使用が終わったら汗を必ず拭きましょう。
自分は汗をかいていないから大丈夫だと思っていても、皮脂や微量の汗がついていることがあります。
汗や皮脂がついたままでは他の利用者がとても不快に感じることがあるため注意が必要です。
声量・音
マシン器具を使用する際はプレート同士が激しくぶつからないように注意が必要です。特にダンベルやバーベルを使用する際は床に落として大きな音が立たないよう気をつけましょう。
さらに、トレーニング中は大きな声を出して周りの人の迷惑にならないようにしましょう。
イヤホンで音楽を聴きながらジムを利用する際には、音が外に漏れないよう音量には注意が必要です。
時々、ダンベルを床に落とすように置く方を見かけることがありますが、床から跳ね返り人に当たってしまう可能性や、破損の恐れがあるため器具の取り扱いは気をつけましょう!
スマートフォン・携帯の使用
ジム内でスマートフォンを使用する際は利用しているジムのルールに遵守しましょう。
多くの場合、ジム内での通話は禁止されていることがあり、トレーニング時にはマシンへ座ったままでのスマートフォン操作が禁止されていることもあります。
さらに、ジム内での撮影は他の利用者が盗撮を心配することがあるため、写真撮影が許可されているジムであっても注意が必要です。
インターバル中の数十秒、数分だけでもマシン待ちをしている他の利用者がいた場合はトラブルの原因にもなりかねませんので注意が必要です!
終わりに
今回の記事では、これからジムへ通おうかと悩んでいる方の参考になるように、ジムの種類やメリット・デメリットについて解説しました。
その他にも、ジムへ行く際に必要な道具やマナーも併せてお伝えしました。
運動を継続するためには環境を整えてあげることは大切です。
筆者Masayaは10年以上かけていくつもの公営ジムやフィットネスクラブ、24時間ジムへ入会したことがありますが、入会後の環境があまり好きではなかったために退会したこともあります。
いろいろなジムで見学や体験をして自分に合った環境のジムが見つかることを願っております。