太りたいけどなかなか太れない、何を食べても太らないなんてお悩みはありませんか?
過度に痩せていることがコンプレックスで薄着になることに抵抗があるという方もいるかもしれません。
今回の記事では太れない原因と、その理由に合わせた対処法を解説していきます。
痩せ型の人にとって、ひたすらオーバーカロリーな食事をしたからといって簡単に解決するとは限りません。
例えば、消化吸収の機能が上手く働いていなけば、食べ物を栄養としてうまく取り込むことができずに排出されてしまいます。
それでは、これらの対処法について見てきましょう。
太りたくても太れない3つの原因
消化機能が低いため
たくさん食べているはずなのに全く太らないという方は、消化機能の低下が原因かもしれません。
通常、食事を摂取すると胃や小腸の働きが活発になり栄養を吸収するのですが、これらの働きが鈍くなっている場合は栄養をうまく吸収することができません。
例えば、食事した後すぐにトイレがしたくなる方は胃や小腸などの働きが鈍くなっている可能性があります。
これら消化機能が低下していると結果的に体内で吸収されるべき栄養が排出されてしまうことになります。
そのため、消化機能の低下を改善することが重要なのです。
食事の栄養が偏っているため
三大栄養素であるタンパク質、炭水化物、脂質が不適格な割合であることや、ビタミン、ミネラルといった栄養のバランスに問題があると太れない原因になります。
具体的には、ジャンクフードや甘いお菓子などの炭水化物や脂質が高い食品などが例として挙げられます。
偏りの激しいものを食べ過ぎていては栄養の吸収力が鈍る原因になり、さらに栄養として吸収することなく排出されてしまうこともあります。
そして過度に偏った食事のオーバーカロリーは脂肪が大量に蓄積することになりかねません。
脂肪のみで太り過ぎてしまうと、恐ろしい生活習慣病になってしまう可能性もあるため注意が必要です。
運動をしていないため
まず、運動不足が原因で起こることは筋肉の衰えのみではなく、体力の低下や全身持久力の低下を招きます。
さらに、筋肉の衰えは基礎代謝の低下にもつながってしまうため、食欲の低下をも招くことになります。
運動を行うことは筋肉を刺激し基礎代謝の向上を促し、さらには消費カロリーを生むことでお腹が空き、多くの食事を摂ることができるようになります。
大人になり、20歳を過ぎると筋肉は徐々に衰えはじめると言われていますので、運動不足だと心当たりのある人は、ぜひ運動の機会を作ってください。
太るために必要な3つの方法
腸内環境を改善する
消化機能が鈍くなってしまっている場合、栄養の吸収が十分に行われません。
そのため、食事から栄養を吸収しやすくするためには、腸内環境の改善がとても大切です。
腸内環境が整うことは食事による消化吸収を改善してくれるだけではなく、免疫力の向上にもつながります。
腸内環境を整えるためには食物繊維や乳酸菌を積極的に取り入れるようにしてください。
- 味噌や醤油
- お酢
- ぬか漬け
- キムチ
- 納豆
- チーズ
- ヨーグルト
- 穀類
- 豆類
- さつまいも
- 山芋
- ブロッコリー
- にんにく
- 干し椎茸
- 昆布
- わかめ
- 里いも
栄養のバランスを整え摂取カロリーを増やす
栄養のバランスを整え消化器官に負担をかけ過ぎないよう注意した上で、多くの食事を摂ることで、体に負担をかけずに太ることができます。
そして、栄養のバランスを整えるためには、実際にどんな食品を口にしたかを把握しておくことが大切です。
もし仮に食事が米やパン、麺などの炭水化物ばかりでは、骨や筋肉、皮膚の材料になるタンパク質や、内臓の保護や細胞膜、ホルモンの構成を促す脂質が足りなくなってしまいます。
一般的な比率としてタンパク質、脂質、炭水化物の割合は4・2・4と言われているため、バランスを整える際の参考にしてください。
さらに、食事の回数やタイミングを変えることでも、効果が期待できます。
1日3食、朝昼夜ご飯を食べている人は多いと思いますが、間食を付け加えることで1日の摂取カロリーの底上げが可能になります。
1食で多くの食事を摂ろうとした場合、胃腸に過度なストレスがかかってしまい、消化機能が十分に働かないことが考えられます。
そのような点からも、小分け食かつ、食事回数を増やすということは、ぜひ検討してみてください。
筋力トレーニングを行う
筋力トレーニング、いわゆる筋トレを行い筋肉をつけることで体重を増やし体を大きくしていくことができます。
筋肉は脂肪に比べ体積は低いのですが重量は重いため、体重は重たくなります。
主に筋肥大を目的としたトレーニングがメインとなるため、10回程度がきついと感じる負荷で3~5セット行うようにしてください。
そして、トレーニング後にしっかりと栄養補給と休息をとることにより、筋肉がついてきます。
今回の記事では健康的に太る方法をお伝えしているため、ただお菓子だけをたくさん食べて脂肪をいっぱいつけて太りましょうなんてことはありません。
しっかり運動を通じて、健康的に綺麗な筋肉をつけ太っていきましょう!
太ることによる2つのメリット
肉体的・精神的に体調が優れる
まず肉体的な変化として、筋肉がつき健康的に太っている人は、ガリガリな人に比べたくましく頼もしい印象を他人に与えることができます。
さらに、ガリガリで筋肉がない状態では、少しの運動や肉体労働でかなり疲労を感じやすいなどデメリットがありますが、筋肉がつくことでそれらを改善することができます。
そして、健康的に太るための行動を継続していくことは、目標達成の成功体験が積み上げられ自信にも繋がるため、仕事や学校などで上手くいく可能性が底上げされます。
食生活の改善により楽しく食事が摂れる
消化機能の改善についてお伝えしましたが、胃や腸の働きが良くなることで食欲が増し、食事を楽しめるようになります。
さらに、食生活を見直しPFCバランスを整えることによって、自宅や外食先であっても自分には何が足りておらず何が必要なのかが分かるようになります。
そして、自分自身の食生活がよくなることに加え、家族や友人など周りの人の健康にも気を配ることが可能になります。
太るときに気をつけなければいけないこと
運動せずに食べてばかりの生活ではダメ
食生活の改善を測って、PFCバランスを整える食事は積極的に行うと良いのですが、あまりにもオーバーカロリーかつ運動をしないまま太ろうとした場合、生活習慣病になるリスクが高まります。
どれだけ太りたい願望があったとしても、これだけは避けるようにしてください。
他にもアルコールを飲んで太ろうとするのもNGです。
太りたいと思って行動した結果、病気になってしまっては元も子もありません。
今回ご紹介した腸内環境の改善、食事のバランスの改善、筋力トレーニング、どれも全て実行するようにしてください。
そうすることで、体調を損ねることなく理想の体型を目指すことができます。
おわりに
今回の記事では、痩せ型から健康的に太る方法と痩せている人の原因や食事について以下の項目にまとめ解説しました。
- 太ることによる2つのメリット
- 太りたくても太れない3つの原因
- 太るために必要な3つの方法
- 太るときに気をつけなければいけないこと
太りたくてもなかなか太ることができないという人がいますが、それは全て体質や遺伝のせいだと決めつけて諦めてしまっては勿体ないです。
実際に筆者はガリガリから筋トレと食事の改善により太ることができました。
その過程には今回ご紹介した内容が含まれており実体験も交えてお伝えしている部分もあるためぜひ参考にしてください。